ベーシックインカムはひとりひとり個人に生活費を保証する制度。
世界各国で実験が開始されている。
夢みたいな夢物語じゃない。理想じゃない。
これは現実にしていく未来の物語...
お金のために、生活のために 夢を諦めるのは大人になった証?
お金のために、生活のために 家族とゆっくりごはんも食べられない
それが当たり前?
日本初のベーシックインカム映画
増山麗奈監督「はじまりの日〜ベーシックインカム元年〜」
64分 DVD NTSC
【監督】増山麗奈
【出演】大島葉子 紀伊修平 堀田眞三 神田香織 深月ユリア あいしゃ
【ストーリー】
AIロボットが10年で半分の仕事を奪う中、注目されるのが誰にでも最低限の生活保障を行うベーシックインカム。フィンランドやアメリカでも導入が進む中、日本で初めて野原市でベーシックインカムがスタートする。保育士とホステスダブルワークで苦しむシングルマザーの陽子は生き方働き方を見直す。
ドラマ・フェルモサ国際映画祭招待作
「ベーシッックインカムで最も大事なポイントは、『お金の心配がなくなったら何をして生きる?』ということで、そのメッセージがこの映画には詰まっている。もちろんただベーシックインカムを配るだけではなく、それ以前にお金の発行の仕組みを先に変える必要があるんだけど、そもそもじゃあ何故こんなに我々がお金に支配されているんだ?という疑問を感じるきっかけになれば良いと思う。」
大西つねき フェア党代表
ベーシックインカムがあったらいいな、ベーシックインカムがあったらわたしたちはどう変わるだろう?自分のことに置きかえて想像できる、そして観たあとみんなで語り合える、とても素晴らしい映画です。
ベーシックインカムが実施されたら、暮らしや生き方、働き方がどう変わるのか。とてもリアリティに満ちていて、映画の中に出てくる主人公、陽子をはじめ、すべてのひとが日々を精一杯に生きている、わたしたちの姿に重なってきます。どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか、その境目が良い意味で曖昧でした。心温まるストーリーの中に、最新の海外のベーシックインカム事情も織り交ぜられて勉強になります。(2月大阪 Kさん)
『働かざるもの食うべからず』これまでの労働を担うAIが誕生し、
2000年前の聖書の言葉の呪縛を解く時代がやってきました。
人間らしい生活を保障する「ベーシックインカム」という制度がわたしたちの暮らしにどのようなインパクトを与えるのか。増山麗奈監督のこの作品を観るだけで具体的にイメージすることができ、また最新の海外ベーシックインカム事情も学べてほんとうにすごい力量だなと思います。またドラマとしても引き込まれてしまい見終わった後はしあわせな気持ちになります。夢物語ではなく近い現実をイメージして、たくさんの方に見ていただきたいです。人間はイメージできたものは実現できてしまう生き物だから。
「ベーシックインカム実現を探る会」主任研究員/「お金のひみつ」著者 くまがいもも